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冠婚葬祭(お葬式)のマナー

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お葬式のマナー

お葬式に呼ばれることって少ないですよね。このページではお通夜や葬儀に参列する際のマナーについてご紹介します。

 

お葬式を執り行う人のマナー

喪主イメージ葬儀に参列する機会はあっても、自らが喪主を務めるという機会はそうあるものではありません。 それだけにやる事やマナーについて不安を感じることが多いと思います。このページでは、喪主としてのマナーや役割などについてご紹介します。

 

 

喪主の決め方

喪主の決め方にルールはありません。親族で話し合って決まれば決まった方が喪主をやる。で問題ありません。一般的には配偶者が喪主を務めるか、親族の中で一番血縁の濃い方が喪主を務めるのが一般的です。

 

喪主のマナー

男性が喪主を務める場合、御通夜では略礼装であるブラックスーツ、葬儀・告別式では正礼装であるモーニングまたは黒紋付き羽織袴が本来のマナーです。女性が喪主を務める場合、御通夜ではブラックフォーマル、葬儀・告別式ではブラックフォーマルまたは黒無地染め抜き五つ紋付きの着物がマナーです。

 

挨拶のマナー

喪主の挨拶のは遺族の代表、故人の代理として挨拶をする。というのが通例です。不幸が繰り返されることを連想させないように重ね言葉を避けた挨拶を心がけましょう。

基本的には定型文でかまいません、弔問客や参列者への感謝を心から述べる。という考え方で大丈夫です。

 

弔問者へのマナー

喪主や遺族は個人の隣から離れないのがマナーですので、故人の隣で弔問を受けるようにしましょう。名上の方の弔問であっても会場入り口まで出迎えたり、見送ったりすることの内容に注意しましょう。お見送りやお茶出しなどはほかの人に任せるようにしましょう。

 

お布施のマナー

お布施は、奉書紙か白封筒に包みます。表書きは「お布施」と書くか白紙のままで大丈夫です。裏面には一般的な不祝儀袋と同じように住所、氏名、金額などを記載します。渡す時はお盆に載せて渡します。

お布施は15万円~30万円位が一般的といわれています。

 

その他のマナー

会食事はまつ席に座り、返礼品はかさばらないものを。

喪主は親族の方は悲しい気持ちの状況で大変ですが、最低限のマナーだけを気遣い、故人ときちんとお見送りする最後の機会をしっかり過ごすことを考えましょう。

 

お葬式に呼ばれた方のマナー

お葬式やお通夜に呼ばれたときのマナーについてご紹介します。

お通夜のマナー

お通夜は本来、遺族や近親者、親しい友人など、故人と関わりの深かった人たちが集まって最後の別れを惜しんだり遺族を慰めるためのものです。本来親しい関係でなければお通夜には出席しないのですが、葬儀・告別式に参列するのが難しい場合など、出席しやすい時間帯に行われるお通夜の方に出席する人も多くなっています。

通夜ぶるまいに誘われたときは、受けるのが礼儀なので、ひと口でも良いので箸をつけましょう。長居するのは禁物です。

服装のマナー

葬儀服装正式礼装は遺族がする装いですので、一般会葬者はそれよりも格下の、準礼装や略礼装で参列するようにします。突然の知らせを聞いて駆けつける場合は、黒でなくても、濃紺や濃いグレーでもかまいません。女性は白いブラウスを避けるようにします。子供の場合制服のある場合は、制服を着るのがマナーとなっています。制服がない場合黒を基調としたシンプルな普段着でも構いません。

毛皮やフェイクファーのように動物の毛を使ったもの殺生を連想させるものは避けましょう、アクセサリーは結婚指輪以外は基本的に着用しません。真珠のネックレスをする場合一連のものを選びましょう。

お焼香のマナー

お焼香イメージお焼香は、僧侶の読経中に行います。

喪主から遺族、親族という順番でお焼香が行われ、自分の番が来たら、立ち上がって遺族に一礼し、祭壇の前まで歩いていきます。右手の親指と人差し指、中指で抹香をつまみ、目と同じくらいの高さまで持ち上げます。指をこすりながら香炉の済の上に落とします。宗派によって異なりますが、1~3回行うのが一般的です。具体的には以下の内容が一般的です。(スタッフの指示があればそれに従いましょう。)

 

  1. 自分の順番が次の方に軽く会釈をし焼香台へ進む。
  2. ご遺族、遺影に一礼をする
  3. 焼香台の手前で、数珠を左手掛ける
  4. 右手親指、人差し指、中指を使い、焼香を上げる(1回~3回宗派により異なります)
  5. 故人に合掌し一礼する
  6. 焼香台から一歩下がり遺族に一礼
  7. 自分の席に戻る

 

香典のマナー

香典は、相手の宗教に合わせた不祝儀袋に包んで持参します。表書きは、仏式では「御香典」「御香料」とし、宗教がわからないときは「御霊前」にします。

香典の金額相場は、目安として、友人や勤務先関係者なら5千~1万円、親戚なら1万~3万円程度です。

 

葬儀、告別式のマナー

葬儀、告別式のマナーはお通夜のマナーと基本的には同じです。

葬儀に参列できなかった時のマナー

仕事や体調不良などによって参列できなかった場合は、理由を一言伝えて参列できなかった旨を伝えましょう参列できない理由が慶事である場合、伝えるのは避けるべきです。

葬儀に参列できなかった場合、代理人に香典をお願いしたり、自分で郵送したり、後日持参したりする方法で弔意を表すことは可能です。

この時にお悔やみ状を添え、お詫びや気遣いの言葉を書くと丁寧です。